うちのお兄ちゃんは基本的に平和主義。
嫌なことがあっても、寝れば翌日には大抵機嫌が直っている・・・というか前日のことを忘れてしまうヒトなのだが、先日珍しく3日続けて顔に(ちびまるこのような)タテスジが入っていた。
中学に入ってから、成績以外はとても順調で(笑)楽しそうだったのだが、その彼がブルーになったのは「合唱コンクールのせいでクラスの雰囲気が最悪」だからなのだった。
合唱コンクール委員が二人、学級委員二人、課題曲と自由曲の指揮者二人と伴奏者二人の合計8人が練習のリーダーになるのだが、やる気のない子にそのうちの誰かがダメ出しをすると「シラ~ッ」とした空気が流れ、ボソボソと「伴奏トチッといて偉そうに」だの「指揮があってねーし」「自分で歌えよ」などという不毛な口答えが続くのだそうで、言った方、言われた方、その他大勢もみんなどんよりしてしまうんだそう。
それを聞いて母は思った。
「母の頃もそんなんあったわ~!!!!!」
中学、高校の6年間、合唱コンクールや合唱祭では毎年必ず嫌われ者が出ちゃってたのを思い出した。
真面目な子、責任感の強い子が頑張れば頑張るほどクラスの大多数との距離が広がって、合唱本番が終わった後は雰囲気最悪。戦犯扱いの指揮者や学級委員が仲間外れになっていったっけ・・・。懐かしい♪って全然いい話じゃありませんが。
クラスで団結して!とか言われるけど、合唱コンクールで仲良くなったって話、聞いたことないな(笑)
で、結局どうなったの?と息子に聞いたところ
息子「言い方がきつかった○○君が、女子からダントツに嫌われちゃったんだけど、本人が気にしてないから大丈夫だわ。男子は合唱終わったらもう関係ないって感じだし」
母「そうなんだ。まぁ、気にしてないならいいのかね?」
息子「うん、○○君は『女子たちは俺のことが気になって仕方ないみたいだな』って言って、どっちかっていうと喜んでるよ」
母「・・・・そ、そうか(笑)」
○○君が前向きな子でよかったけれど、こんな高確率で嫌われ者を出しちゃう合唱コンクール(校内)って要る?!と思った母でした。